賃貸住宅を住まいに選ぶ場合、金銭的なコストがかかります。ここでは賃貸物件への入居時に発生する費用について解説します。
敷金・礼金
入居時にかかる費用の代表が「敷金」「礼金」です。敷金とは退去時の原状回復費用として前もって支払うお金を指します。家賃1ヶ月分が目安とされています。退去時には原状回復費用を差し引いた金額が戻ってきます。
一方、礼金とは文字通りこれからお世話になる大家さんに対し、お礼の気持ちを込めて支払うお金を指します。こちらも敷金と同様、家賃1ヶ月分が目安とされていますが、敷金とは異なり、退去時に戻ってくることはありません。
なお、敷金や礼金が発生しない物件もありますが、その分退去時の費用が高くつくことがあります。その点を踏まえたうえで物件を選ぶようにしましょう。
前家賃
賃貸借契約を締結した時点で、翌月分の家賃を支払う必要があります。なお月の途中から入居を開始する場合には、月末までの家賃を日割り計算したうえで、翌月分と一括して支払います。
仲介手数料
通常、不動産会社を経由し、賃貸借契約を交わします。その際、家賃0.5~1ヶ月分(消費税別)の仲介手数料が発生します。
火災保険料
賃貸借契約を締結する際、不動産会社より火災保険への加入を勧められます。火災保険に加入した場合、パソコンやテレビ、タンスなどの家具・家電への損害に対する補償を受けられます。あくまでも火災保険の加入は任意となっていますが、万が一の事態が発生した時のための補償が充実していますので加入しておいて損はないでしょう。
その他にも、賃貸物件への入居に際し、引越し費用や鍵の交換費用、消臭代が発生します。以上のコストを見積もったうえで、住まいを選ぶようにしましょう。