まず、賃貸住宅は大きく分けて「アパート」と「マンション」があります。さらに、マンションには、タワーマンション、大規模マンション、デザイナーズマンション、分譲賃貸が含まれます。ここでは、様々なタイプの賃貸住宅を紹介します。
アパート
一般に、階数が2~3階程度の木造または鉄骨造の共同住宅を指します。通常、「コーポ」「ハイツ」などの名称がついていることが多いです。木造であるがゆえに通気性に優れ、湿気が発生しにくい反面、遮音性、防犯面において劣るというデメリットがあります。
マンション
一方で、賃貸用のマンションは構造上、鉄骨造(S)、鉄筋コンクリート造(RC)または鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC)となっており、基本的に階数に制限はありません。アパートとマンションの違いに関する法的な規定はなく、ごく稀にエレベーターが設置されていない鉄筋コンクリート造の共同住宅に対し「アパート」と呼ぶこともあります。
具体的に、マンションには以下のタイプのものが含まれます。
・タワーマンションー地上20階建て以上、高さにして60メートル以上の高層マンションを指し、駅近や再開発エリアに多い物件です。建物内にハイスペックな共用施設を有していることが多いです。
・大規模マンションー単身用からファミリー用まで、様々な生活様式に即した間取りが用意されています。共用施設が充実していることも特徴のひとつです。
・デザイナーズマンションー建築デザイナーの趣向が前面に表れたマンションを指します。築浅物件やリノベーション物件に多いです。
・分譲賃貸ー元々は分譲用として提供されたもので、所有者が賃貸物件として貸し出しているマンションを指します。転勤などを理由に一定期間貸し出しているケースが多いです。